2019年11月24日(日)
栗東芸術文化会館さきら 開館20周年記念
さきらジュニアオーケストラ第10回定期演奏会
さきらジュニアオーケストラは、2005年に開校したさきらジュニアオーケストラ・アカデミーを母体にして、2010年7月に結成されました。
初心者の小学生から高校生(楽友は大学生)まで、メンバーは月3回の練習で楽器を習い、合奏するだけでなく、楽譜を読み解くための勉強や、歌う授業にも参加して、「感じる心」と「表現する技術」を身につけることを目標としています。
音楽顧問の秋山和慶先生をはじめ、充実した講師陣のもと、音楽を通して人間的にも成長していく子どもたちとともに歩む――
さきらジュニアオーケストラは、未来へと向かう「わがまちのオーケストラ」です。
さきらジュニアオーケストラは、栗東芸術文化会館さきらが開館20周年を迎えるこの秋、10回目となる定期演奏会を開催します。
これを記念して、ベートーヴェンの珠玉の名曲「第九」に挑戦します。公募による市民合唱団も参加しての祝祭です。
さきらジュニアオーケストラはつぎの10年に向け、新たな一歩を踏み出します。
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【指揮:秋山 和慶(あきやま かずよし)】 故斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。トロント響副指揮者、アメリカ響音楽監督、バンクーバー響音楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響音楽監督を歴任。フィラデルフィア管、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、ロイヤル・フィル、NDR北ドイツ放送響、スイス・ロマンド管、チューリッヒ・トーンハレ管などに客演している。これまでにサントリー音楽賞、芸術選奨文部大臣賞、大阪府民劇場賞、大阪芸術賞をはじめ、東響と共に毎日芸術賞、京都音楽賞大賞、モービル音楽賞、サントリー音楽賞など受賞。2001年紫綬褒章、2011年旭日小綬章を受章。2014年度文化功労者に選出。同年中国文化賞(広島)、徳島県表彰特別功労賞を受賞、2015年渡邉暁雄音楽基金特別賞を受賞。2014年指揮者生活50年を迎え、2015年2月に回想録「ところで、きょう指揮したのは?」(共著/アルテスパブリッシング刊)を出版した。現在、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者を務めるほか、洗足学園音楽大学教授、京都市立芸術大学客員教授を務めている。さきらジュニアオーケストラおよび同アカデミー音楽顧問。 |
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【ソプラノ:清水 由紀子(しみず ゆきこ)】 京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒、同大学院修了。イーストマン音楽学校夏季セミナー選抜演奏会出演及び同校留学権を取得。第5回さくらぴあ新人コンクール大賞受賞。コロンビア大学中世日本研究所の招聘により、同研究所35周年記念式典時には京都及びニューヨーク本部にて献歌。豊中市文化芸術センターの改築に際し基本構想・計画検討委員を務める。公教育及び合唱団など後進の指導にもあたっている。元さきらジュニアオーケストラ・アカデミー講師。 |
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【カウンターテナー:五十嵐 正嗣(いがらし まさつぐ)】 G.F.ヘンデルやW.A.モーツァルト等のオペラにおいてカストラートが歌っていた役を得意とする。ソリストとしてもG.F.ヘンデルの「メサイア」をはじめ、J.S.バッハ、A.ヴィヴァルディ等の宗教曲のアルトを歌う。大阪府立夕陽丘高等学校音楽科、京都市立芸術大学卒業、同大学大学院修士課程修了。元さきらジュニアオーケストラ・アカデミー講師。 |
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【テノール:清水 徹太郎(しみず てつたろう)】 京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。文部科学大臣賞他音楽賞等受賞多数。室内楽、宗教曲ではバッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」のエヴァンゲリストを得意とし、「第九」「メサイア」「天地創造」「カルミナ・ブラーナ」のソリスト他オペラへも多数出演。メディアへも積極的に出演している。京都市立堀川音楽高校、京都市立芸術大学、大阪音楽大学、京都女子大学各講師。 |
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【バス:五島 真澄(ごとう ますみ)】 京都堀川音楽高校ピアノ科、京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻を経て、同大学大学院修士課程修了。その後渡露し、モスクワ音楽院にて研鑽を積む。これまでに出演したオペラは、「ドン・キホーテ」、NHK音楽祭「エフゲニー・オネーギン」、「ドン・ジョヴァンニ」等。全日本学生音楽コンクール大阪大会第1位。宝塚ベガ音楽コンクール第3位。飯塚新人音楽コンクール第3位。現在、びわ湖ホール声楽アンサンブルソロ登録メンバー。 |
©堀田力丸 |
【合唱指揮:堀 俊輔(ほり しゅんすけ)】 東京藝術大学で作曲と指揮を学ぶ。指揮科卒業後、1989年東京交響楽団副指揮者就任、1990年東響特別演奏会で正式デビュー。1991年にはニューヨーク州シラキュース交響楽団を指揮しアメリカデビューを飾った。1994年オラトリオ東京を創立、音楽監督に。1999年文化庁在外研修員としてメトロポリタン歌劇場にて、レヴァイン、ゲリギエフのもとで更なる研鑽を積む。2001年サンクトペテルブルク音楽祭、2003年プロコフィエフ国際指揮者コンクール、2004年リスボン・メトロポリタン・オーケストラ(ポルトガル)客演など、ロシア、ヨーロッパにも活動範囲を広げている。東響とのコラボレーションには定評があり、シューマン「楽園とペーリ」(レコード芸術特選。毎日新聞推薦)、デュルフレ「レクイエム」(レコード芸術特選年間アカデミー賞ノミネート)は各紙で絶賛され、声楽付オーケストラ作品の第一人者としての地位を不動のものとした。2013年、中部フィルと「グレート!シューベルト」のタイトルで「ザ・グレート」「未完成」を同オーケストラ初録音(ぶらあぼ誌、音楽現代誌 推薦)。また軽妙なエッセイストとしても人気を博している。シュトゥットガルト・バッハ・アカデミー2006において指揮部門最優秀賞。東響交響楽団クリエイティブアドヴァイザー・指揮者、中部フィル正指揮者など要職を歴任。 |
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